理学療法士と病院の種類

こんにちは、しんぼりです。今日は私の本業である理学療法士と「病院」の関係について話そうと思います。その中でもまずは病院には種類があることから説明させていただきます。

目次

  • 急性期病院とは
  • 回復期病院とは
  • まとめ

・急性期病院とは

手術や検査を24時間体制で行っており、救急患者や重篤な症状・病気の患者さんが多く来やすい病院です。突然倒れてしまったり、意識を失ったりした際に最初は最寄りの病院に搬送されることが多いかと思いますがその後、ものの数時間などで急性期病院を紹介され転院するケースは珍しくないと思います。

ですから、患者層も必然的に難しい疾患の方や近々手術を要するような重篤な症状の方が集まりやすいという訳です。急性期病院で働きたいと思うのであれば何の業種であろうとある程度その辺の覚悟は決めておいたほうがいいと思います。ちなみに私が勤務している病院も急性期病院ですが、働き出してから特に大事だなと感じたのは画像を読む力です。私は理学療法士として勤めているので、CT画像・MRI・レントゲンなどで撮られた脳や胸部など様々な体の部位をそれに適した撮影法で撮られたものを見て症状が軽い・重いなどおおよその見当をつけてから介入します。ですが、画像が読めないとなるとどんな症状がどのように出ているか全く予想ができずにあれもこれも評価(患者さんの体に異常がないか調べること)しないと、、、となってしまい要領よく患者さんの今の状況を判断することができません。学校では画像診断についてそこまで重きを置いて勉強していなかったので社会人になった今とても苦労しています。

・回復期病院とは

回復期病院にいる多くの患者さんはもともと急性期病院である程度治療、リハビリを受けて転院してきた方が多いと思います。もちろん症状の大きさや疾患の種類などによっては最初から回復期病院にいるという方もいると思います。このように回復期病院は時間をかけて長期的にリハビリや治療を行っていく患者さんが多くいらっしゃる場所だと私は認識しています。急性期病院では症状の不安定な患者さんやケガをしてすぐ搬送された患者さんなどがいるのと反対にある程度症状の落ち着いた患者さんが多いのが回復期病院となっています。こちらでは患者さんの状態なども比較的安定していることが多いため急性期病院に比べると落ち着いて評価を行うことができます。ですが、こちらももちろん画像を読む力は必要です。画像に関してはどこの病院でも使う必須スキルといっても過言ではないでしょうね。

・まとめ

では、本日のまとめです。急性期病院では症状の重たい患者さん、状態が不安定な患者さんが多くいます。反対に回復期病院では寝たきり状態の患者さんや身体機能の回復の望みが薄い方などある程度状態がそこで良くも悪くも安定している患者さんが多いということです。なのでその分急性期病院では自分の立案した治療プログラムで患者さんを退院までもっていくことができたときにはやりがいを感じることができると思います。回復期病院では患者さんの状態が比較的安定している分、自身もほとんど変わらない安定した毎日を送ることができます。ほかにも両病院ともに魅力的な部分はたくさんありますが簡単に挙げるとこんな感じです。ぜひ病院選びの一つの参考になればと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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